琉球新報社 
２０１５年外務大臣表彰を受賞した比嘉朝儀北米沖縄県人会顧問の授賞伝達式が９月２５日、ロサンゼルス郊外ハンコック・パークの在ロサンゼルス日本国総領事公邸で行われた。岸田文雄外務大臣名の表彰状を堀之内秀久総領事から伝達された。
表彰状は「貴殿は日本とアメリカ合衆国との相互理解の促進に尽力され、もってわが国と諸外国との友好親善に寄与しその功績顕著なものがあります。ここに深甚なる敬意を表すとともに表彰します。平成二十七年八月二十七日 外務大臣岸田文雄」となっている。
式典では堀之内総領事が表彰状を読み上げて比嘉さんに授与した。招待を受けた比嘉さんゆかりの友人たち４０人のうち、４人が比嘉さんの人間性、日系社会に貢献した実績などについて触れた。
出席者全員の写真撮影が総領事公邸中庭で行われた後、軽いスナックをつまみながらひと時語り合った。沖縄の音楽が流れ、総領事館のコックがレシピを研究 して作ったサーターアンダーギーやちんすこうなどを味わう姿を地元テレビ局のカメラが捉えていた。比嘉さんが沖縄出身なので、領事館員らの思いやりだった とほほ笑ましく感じる瞬間だった。
比嘉さんは「このたびの私の受賞は、日系社会の皆さまが私に活動の場を提供してくださったおかげであり、皆さま一人一人からの贈り物だ」と出席者に謝意を表した。
（当銘貞夫通信員）
