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セルビアの子ども支援 ボランティアで派遣

 【読谷】読谷村出身の津波愛さん(21)=中央大学4年=が、ボランティアのためセルビア(旧ユーゴスラビア)へ向け7日、出発した。約1カ月、避難民のキャンプを訪ね、子どもたちの心のケアを目的に交流を重ねる予定。津波さんは「交流を通して、子どもたちを勇気付けたい」と意欲的だ。

 津波さんが参加するのは、東京にある旧ユーゴスラビア地域を専門にしている日本唯一のNGO・国際ボランティア連絡会議が企画した「思い出づくり支援キャンペーン」。1995年から24期・438人がボランティアとして現地に派遣され、難民および児童の支援、平和活動に携わってきた。
 津波さんは、25期の派遣ボランティア3人のうちの1人。県内からの参加は2人目。ベオグラード近郊にあるアバラキャンプなどで子どもたちと折り紙、紙粘土で遊びながら日本の文化を紹介。紛争時に家族の写真、アルバムを失った避難民に思い出を取り戻してもらおうと、写真を撮影し、プレゼントする。
 NGOのサイトを見て応募したという津波さん。「今まで紛争、難民のことをニュースで見ても、どこか遠くの出来事のような気がしていた。沖縄では、小さいころから戦争を起こしてはいけない、命は大事だということを学んできた。今、外国で起きている戦争、紛争に対してアクションを起こしてこなかったが、この活動から始めてみたい」と話している。
 国際ボランティア連絡会議の須田浩之代表幹事は「活動を通して、生活、家族、生きることへ思いをめぐらせるきっかけづくりになる」と期待した。
 国際ボランティア連絡会議(東京都荒川区西日暮里4-14-11-101)では、広く支援を呼び掛けている。