政治

「知事はセカンドレイプ」 県議会が議員発言めぐり空転

 県議会(仲里利信議長)の2月定例会は26日、一般質問2日目の質疑が行われたが、米兵女子中学生暴行事件をめぐり比嘉京子氏(社大・結連合)が仲井真弘多知事に対し「知事は言葉で少女をセカンドレイプしている」と発言したため、与党と執行部が一斉に「不穏当発言」と反発。午後5時すぎから4時間半、議会が空転する事態となった。空転は2006年6月定例会以来で、仲井真県政では初めて。比嘉氏は「知事の人格と議会の品位を著しく傷つける不適切な発言だった」と謝罪し、発言を撤回して事態は収拾された。

 比嘉氏は知事が「アジア太平洋地域の安全と少女の安全を守ることはどちらが大切か、これは選択できるようなものではない」と答弁したことに対し、「県民の人権を預かる最高責任者としての認識が欠落している」と指摘。「セカンドレイプしている」と発言した。
 これに執行部と与党は一斉に反発。その場で発言の撤回を求めたが、比嘉氏が応じなかったため紛糾し、本会議が中断した。休憩中、与野党間は対応を調整。最終的に議長があっせん案を出し、比嘉氏が発言を撤回し壇上で謝罪することで決着した。
 質疑では、基地から派生する問題について知事と在沖米四軍調整官らが協議する三者連絡協議会(三者協)について喜納昌春氏(社大・結)が開催の意思をただした。知事は03年度以降開かれていないと説明した上で、「いろいろな課題を広く議論できる形を、三者協を含め形づくっていこうと考えている。広めに議論し、結論を出し実行できる組織をつくっていきたい」と述べ、事件防止に向け、より効果的な米軍との協議の場を模索する考えを示した。