政治

性被害者手紙は「一面的」 町村外相再び見解 参院外交防衛委

 【東京】米兵による性犯罪被害者の手紙に対し町村信孝外相が13日の衆院外務委で「軍隊があるから平和が保たれたという一面が抜け落ちている」と述べた問題で、町村外相は14日の参院外交防衛委員会で「被害者のお気持ちは分かるが、『軍隊は人を殺すだけの存在』というのはいささか一面的ではないか」と述べ、手紙が「一面的」との見解をあらためて示した。大田昌秀氏(社民)への答弁。再び「一面的」と述べたことで、県内の反発を一層招きそうだ。

 町村外相は「マスコミはある一言だけをとらえて批判する。大変残念だ。性犯罪を正当化するつもりはない。誠に遺憾千万だ」と報道への批判も展開した。
 12日の発言について町村外相は「被害者のお気持ちを批判するというつもりはない」と釈明しつつ、「軍隊には軍事色があるがゆえに、戦後の平和が保たれたのは自衛隊と米軍の力だ。そういう(軍隊が平和を保つ)側面はぜひ理解してもらいたい」と述べた。さらに「その方(被害者)のお気持ちは分かるが、軍隊は人を殺すという言い方が、いささか一面的だとの感想を述べたものだ」と説明した。
 大田氏は「軍隊が平和を保つというが、沖縄では軍隊を置くからこそ事件・事故が起きている。被害者の痛みが全然分かっていない」と批判した。



琉球新報