政治

外相発言に遺憾の意 稲嶺知事

 稲嶺恵一知事は15日午前の定例記者懇談会で、町村信孝外相が米兵による性犯罪被害者の手紙について「軍隊があるから平和が保たれたという一面が抜け落ちている」などと述べ波紋を広げている問題で「女性のつらい思いというのを深く胸に刻み込んでいるとは思うが、微妙に(女性の)感情を傷つける面があるとすれば、それは大変残念だ」と遺憾の意を示した。

 稲嶺知事は女性から12日に届いた「私信」を「けさ読んだ」と説明。「微妙な気持ちを記したもので、胸を強く打たれた。つらい話をあえて公表したのは基地被害を早くなくしてほしいという強い気持ちの表れ。行政の長として、沖縄の基地の整理縮小と基地被害をなくす方向で全力を尽くしたい」と述べた。
 金武町のキャンプ・ハンセン内の都市型戦闘(陸軍複合射撃)訓練施設での訓練開始に抗議する集会に知事が参加する意義について「超党派で各界各層を挙げた動きになっている。知事が出ることは県全体の多くの意思の表れだという強いメッセージになる」と述べ、日米両政府に訓練中止を促す上でインパクトが強いとの認識を示した。



琉球新報