知花氏、不法占拠を厳しく批判 楚辺通信所明け渡し訴訟

  4月1日以来、国による不法占拠が続いている読谷村の米軍楚辺通信所(通称・象のオリ)の一部土地を所有するスーパー経営、知花昌一さん(四八)=読谷村波平=が、国を相手に土地明け渡しと明け渡しまで1日1万円の損害賠償を求めた民事訴訟の第1回口頭弁論が、15日午後4時半から那覇地裁(稲葉耶季裁判長)で開かれた。 訴状陳述で原告は「法的根拠のない違法な土地占有であり、憲法が保障する財産権、平和に生きる権利を侵害している」と主張した。 続いて知花さん自身が意見陳述に立ち、国の不法占拠を厳しく批判、「被告・日本政府による違法な占拠が続き、放置されていることを法の番人としての裁判所は黙視すべきではない」と、早期結審、判決を求めた。 国側は「原告の請求をいずれも棄却する」との判決を求める答弁書を陳述して全面的に争う姿勢を示し、損害賠償請求にも「わが国では制裁的賠償金は認められない」と反論した。 また、知花さん側が土地にあるアンテナ支柱などの工作物の撤去を求めている点について、土地内の耕作物が米軍の所有物であることから、国に請求する法的根拠の釈明を求めたため、請求の趣旨をめぐり激しい応酬が行われた。 第2回は11月26日午前11時から。