ヘリパッド移設/東村高江区代表らが村長へ/反対決議の尊重を

  【東】SACOで合意された北部訓練場の返還に伴う東村内への三カ所のヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)建設で、建設予定地に隣接する高江区(喜屋武盛祥区長)の代表ら六人は27日午前、東村役場に宮城茂村長を訪ね、26日の区民総会で可決された区の移設反対決議を尊重するよう申し入れた。これに対し、宮城村長は「決議は重く受け止めたい。撤回するかどうかは議会、役場職員との話し合いが必要」と述べた。
  申し入れは非公開で行われたが、高江区の代表らは「地域振興とヘリパッド移設は別問題」と強調。その上で(1)水道管と引き換えのヘリパッド移設は認めない(2)水道管の敷設は行政の責任で行うべき問題(3)北部訓練場でのヘリ訓練の民間区域上空の旋回差し止めを村から関係機関に申し入れる-などを求めた。
  抗議に対し宮城村長は、地域振興を要望する強い思いが先立ったとし、「振興策をヘリパッド受け入れとリンクさせるつもりはなかった」と述べた。しかし、「東村は北部訓練場を抱えており、今後、SACO関連事業として、国や県に振興を求めていきたい」と理解を求めた。
  自然動植物への影響については、同村長は「環境調査の結果を踏まえ、区民の意思を念頭に入れた上で判断したい」と強調した。喜屋武区長は「発言を取り消すとは言っていないが、村長は地元の意向は尊重したいと説明していた。水道問題は別の方策も考えたいとのことだった」と述べた。