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[ひと]身が引き締まる思い/呼び出しの琴二さん 2002年8月23日 
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  異例のスピード昇進に「身が引き締まる思いと、信じられないくらいのうれしさでいっぱい」と豪快な笑顔を見せる。
  相撲好きの父親に影響され、小さいころから大相撲中継にくぎ付けだった。「力士になりたい」。興南高2年の時に意を決し上京。佐渡ケ嶽部屋の門をたたいた。「何でもしますから、とにかく部屋に置いてください」。何度も頭を下げる姿に佐渡ケ獄親方(元横綱琴桜)はうなずいた。
  しかし、力士の規定身長170センチメートルに3センチメートル足らなかった。「目の前が真っ暗になった」が、身長が伸びることを信じて、ひたすら雑用をこなした。1年半たっても身長は伸びなかった。が、そのまじめな態度を見ていた親方の勧めで呼び出しの道を進むことになった。
  呼び出しは力士を呼び出すだけが仕事ではない。場所前に土俵を作るなど、大相撲の舞台を裏から支える。午前5時から仕事が始まり、夜は先輩の背中流し、給仕、洗濯と目の回る忙しさだ。
  「つらいと思った時はあったが、相撲が好きだったから頑張れた」と下積み時代を振り返った。
  3役格は小結から大関までを呼び出す大役。その資格は最低でも勤続30年以上との規定があるが、土俵での呼び出しの声の良さや人格の良さが認められ、勤続25年で異例のスピード昇進が決まった。
  9月8日に両国国技館で始まる秋場所から三役格を務める。「任された大役をきっちり務め、横綱を呼び出す立呼び出しに必ずなりたい」と夢を巡らした。本名は上江田勝二(うえた・かつじ)。那覇市小禄出身。43歳。
 


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