過去の記事 RSSicon

ヘリパット移設先の環境調査見直し要求/沖縄生物学会 2002年8月5日 
このエントリーをはてなブックマークに追加

 
  那覇防衛施設局が公表した米軍北部訓練場内のヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)移設先の環境調査検討書について、沖縄生物学会と沖縄の生物学研究者有志13人が4日までに、検討書に示された予備的調査を「信用性が疑われる」と指摘する意見書を施設局にそれぞれ提出していたことが分かった。環境調査の拡大や移設計画そのものの撤回を含めた見直しを求めている。
  環境調査検討書は那覇防衛施設局が移設先の選定や環境調査の方法などをまとめたもので、6月21日から7月22日まで閲覧などで公表していた。
  沖縄生物学会は予備的調査の結果で絶滅の恐れのある動植物が145種含まれていることについて「事業そのものを即刻中止することに十分に値する」と指摘している。
  その上で調査地に確実に生息しているヤンバルホオヒゲコウモリ、リュウキュウテングコウモリ、オキナワトゲネズミなどが調査で確認されていないことを挙げ「予備的調査が不十分すぎることを示している」との見方を示す。
  さらに植物目録の中に調査地には出現しない可能性が高いアリサンムヨウランなどが含まれていることを指摘し「他種を誤認したものであり(中略)調査結果の信用性が疑われる」と批判している。
  こうした現状を踏まえて調査範囲をやんばる地域全体に拡大することを求め「絶滅確率の著しい上昇が予測される場合は、完全に白紙に戻すことを含め、事業計画の大幅な再検討が必要である」と結論付けている。
  ヘリパッドの移設はSACO(日米特別行動委員会)の合意で北部訓練場の大半を返還する際の条件で、ヘリパッド七カ所を非返還地に移すため東村と国頭村に候補地を選定し、環境調査を実施している。
  沖縄生物学会は1999年に見直しを求める要望書を出しているほか、東村高江区が移設反対を決議し「アメリカ鳥類保護協会」が移設先の変更を求める要望書を防衛施設庁と米軍に送り「国際自然保護連合(IUCN)」も日米両政府に希少生物の保護に努めるよう勧告している。
 


今日の記事一覧>>


関連すると思われる記事

powered by weblio


PR

  • モンドセレクション最高金賞を受賞した琉球もろみ酢で健康維持に!


過去の記事一覧


過去の記事を見る場合はこちらをクリックするか、 ページ右上のサイト内検索をご利用ください。