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墓参りに金網の壁/嘉手納基地内 2002年8月2日 
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  【中部】昨年9月の米中枢同時テロ以降、墓参りや御願などの目的で嘉手納基地への立ち入りが規制されている。警備上の問題として同基地側が制限。しかし、普天間基地などほかの基地はテロ後数カ月で立ち入り可能な以前の状況に戻しており、規制を受けた住民から不満の声が上がっている。
  これまで嘉手納基地に立ち入る際は、居住地の役所を通し、米軍が認める形だった。しかし、テロ以降、米軍側の許可が下りなくなり、自治体は立ち入り希望者が申請する際に、許可が出ないことを説明。申請自体が減少している。基地側は、個人は認めないが、団体による立ち入りや郷友会名であれば、検討するとの条件を提示している。
  毎年旧暦の9月9日の神事のため基地内の拝所を団体で訪れている北谷町の旧字上勢頭区郷友会の高宮城實会長は「ゲート前で長時間待たされ米軍のバスに乗り換えての移動など、通常より三倍の時間を要した。米軍の職員が同行し監視されているようだ」と不便さを強調。また、「少人数で行う字誌作成調査では許可が出ず困る」と述べた。
  沖縄市、嘉手納町では、団体での申請がないためテロ後一度も立ち入りが許可されていない。特に沖縄市ではここ数年、年間140-50件の申請があり、700人近くが市の証明を受け立ち入っていたが、現在は市の窓口が事情を説明し、帰ってもらっている状況となっている。役所の職員が申請を受け付けても許可が出ないことを説明すると、「どうしても御願をしないといけないのに」と涙ぐむ高齢者の姿もあったという。
  一方、宜野湾市の普天間基地や沖縄市の泡瀬通信施設、具志川市のキャンプ・コートニー、読谷村のトリイ通信施設ではテロ後数カ月は許可が出なかった基地もあるが、現在は以前の状況に戻っている。
 


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