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斎場御嶽の「こがね壺」、香炉盗まれる2006年3月15日  このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 twitterに投稿する

何者かによって盗まれた斎場御嶽の「こがね壺」(左側)=南城市教育委員会提供

 【南城】南城市知念の世界遺産・斎場(せーふぁ)御嶽にある「こがね壺」の1つと久高遥拝所の香炉が盗まれていることが14日までに分かった。斎場御嶽を案内する文化財案内講師らは「聖地に対するあまりにもひどい行為」と怒りをあらわにしている。
 こがね壺は、斎場御嶽のシンボル・三庫理(さんぐーい)の門の右側にある鍾乳石からしたたる霊水を受けるものとされる。2つあるうちの手前の壺が盗まれている。
 琉球王国時代には聞得大君の水撫(な)でに使われ、再生の効果があると信じられた。また壺の水量によってその年の豊凶も占ったといわれる。壺は2つとも1999年に復元された。久高遥拝所は三庫理の奥に位置する。こがね壺、久高遥拝所とも拝所で、現在も神人たちが祈りをささげる場所。
 10日朝、文化財案内講師が見回りをしたところ、紛失が発覚。9日の午後5時には異常がなかったことから、9日の午後5時から10日の早朝にかけて盗まれたとみられる。
 斎場御嶽ではこれまでにも御門口(うじょーぐち)の6つの香炉が放り出されるいたずらがあった。文化財案内講師の玉那覇実さん(60)は「斎場御嶽は祈りの場として地元の人にとっては恐れ多い場所。わたしたちが案内するのは午後5時までで、5時以降は自由に人が出入りしているが、この場所がどんな場所かわきまえて入ってほしい」と訴えている。
 事態を受け、市教育委員会は聖地であることを示す注意看板を目立つ場所に設置することを検討している。


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