明徳義塾―沖尚 1回裏沖尚1死一塁 先制の2点本塁打を放って生還し、ベンチでメンバーに迎えられる3番西銘生悟=甲子園
明徳義塾―沖尚 4回裏沖尚無死 左越えの二塁打を放つ沖尚の5番波照間友作
◆3番・西銘生悟
勝敗のポイントを打線の奮起に置いた比嘉公也監督がキーマンとして挙げていたのが3番打者の西銘生悟。その期待に第1打席でいきなり応えた。
安打の伊志嶺大地を一塁に置き、犠打が定石の場面だが、比嘉監督はノーサイン。打撃が上り調子の好打者にすべてを任せると、西銘も指揮官の熱い目線から意図をくみ取った。ボールをたたきつぶすように打つという西銘の鋭いスイングにはじき返された球はぐんぐん伸びてスタンドイン。迫力の先制弾だった。
初戦の聖光学院戦では左打席で2打数無安打。甲子園で初の右打席が公式戦初本塁打となって勢いづくと、三回にも右打席から中前へ運び「絞り込んで打ったことが良かった」と笑顔が輝いた。
◆5番・波照間友作
もう1人のヒーローには初スタメンの5番波照間友作を挙げたい。四回裏に左翼に二塁打を放ち、中盤で大きな意味を持つ追加点のホームを踏んだ。
小学校からずっと捕手。九州大会でも上原亘の女房役としてマスクをかぶったが、冬に一塁手にコンバートされた。複雑な内野連係などに「まるで別世界。最初は抵抗感もあった」というが「チームのレベルが上がるなら」と練習にいそしんだ。
内野手として初の公式戦が甲子園。その波照間に試練を与えるように初回、先頭打者の痛烈な当たりが右前に抜けようとするが、波照間は横っ飛びでミットに収めて出塁を阻む。「体が自然に動いていた」。泥んこになりながら受け続けたノックが大舞台での好捕に表れ、守りでの大きな自信は二塁打につながった。(新垣和也)
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