「琉球」と「沖縄」の地名について講義する小玉さん=早稲田大学
【東京】元沖縄協会会長で文学博士の小玉正任(まさとう)さんが2日、早稲田大学の沖縄学連続講座で「琉球」と「沖縄」について講義した。小玉さんは「沖縄」の初出を新井白石の「南嶼志」とするこれまでの説などに疑問を呈し、修正を要望した。
小玉さんは「琉球」は中国が名付けた国名で、「沖縄」は沖縄固有の言葉に基づく島名だったと指摘。その上で日本や中国の古文書に見られる2つの地名の変遷や対象となる島、地域について解説した。
1719年に成立した南嶼志」を「沖縄」の初出とする説について、小玉さんは具体例を挙げながら「『南嶼志』より古い文書にも『沖縄』は出てくる。従来の説は明らかに間違い」と強調。「琉球」の語源についても「『新唐書』(1060年)に出てくる『流鬼』はサハリンを指すもの。琉球の古名ではない」などと述べた。
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