奨学資金をジョセフ・ジョーンズさんに提供する岸本正之さん(左から2人目)。右端は多摩子夫人、左端が与那嶺恵子師匠=ロサンゼルス郡パロス・バーデスの岸本邸
玉城流冠千会与那嶺恵子琉舞道場門下生のジョセフ・ジョーンズさん(21)は6歳半から一生懸命琉舞に取り組んできた。15歳の時、琉球新報社主催の「琉球古典芸能コンクール」で「新人賞」、18歳の時は「優秀賞」を取得。今年は「最高賞」に挑戦する。
6月14日に米国をたち、6週間玉城流冠千会池原シズ家元の下で、8月中旬の本番を目指して特訓をする予定。
ジョーンズさんはドイツ系米国人の父と旧与那城村・浜比嘉出身の母(西門末子さん)との間にミシガン州で生まれた。6歳の時、カリフォルニアに移住、半年後に母に連れられて与那嶺恵子さんの琉舞道場の門をたたき、弟子になった。練習熱心で情熱家、容姿端麗、日本語にも精通、ウチナーグチもだいぶ理解できるようになり、琉舞に磨きが掛かった。今は働きながら2年制大学に通っている。9月からは4年制に編入する予定。
与那嶺師匠は「8歳ぐらいのころ、女形の練習に飽きてやめたいと言ってきたが、聞こえないふりをしてその時期を無事に乗り越えた」と苦労話をちょっぴり。
昨年の沖縄県人会新年祝賀会でジョーンズさんのパフォーマンスを観賞した岸本正之さんがその素晴らしさに感動。「最高賞」取得までの支援を申し出た。支援金は往復航空運賃と生活費、衣装レンタル代などの経費に充ててほしいとの要望だ。
岸本さんは「幸運にも私が米国で探し求めてきた人物が見つかった。私たち夫婦は奨学金を提供して彼の長年の夢が実現することを心から祈っている。琉球舞踊の国際的師範の誕生は私たちの夢でもある。琉舞のグローバルな振興に微力ながらも貢献したい」とジョーンズさんを激励した。
琉舞は独創性が極めて高く、米国内での舞踊家人口は多く年齢層も厚い。(当銘貞夫通信員)
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