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2008年7月17日

 人生の先輩の体験談には鉱脈が眠っていたり、原石が転がっていたりする。成功話に限らず、時にはとんでもない失敗談の中に得難いヒントが紛れ込んでいるから面白い
▼とは言うものの、先輩に面と向かって教えを請うのは照れくさい。逆に説教でもされたら、たまらない。かくして原石は埋もれたままに終わる。これではもったいない
▼職種や分野を問わず、先輩の体験や知恵を共有しようという試みを県立一中と首里高校卒業生でつくる養秀同窓会東京支部の有志が始めた。社会人なりたての20代の若者から人生の荒波をくぐってきた70代までが一堂に会し、語り合うという趣向だ
▼この「合同セミナー懇親会」と銘打った集いの1回目が今月5日、東京・赤坂であった。県出身者が設計に参画した施設の見学と講話というメニュー。夜の懇親会は和やかに杯を交わした
▼講師を務めた建築士の稲嶺穂さんは「職種や世代を超えて語り合うことは沖縄の多様性、ユイマール精神の表れだと思う」と語る。沖縄から遠く離れた地で心の交歓が広がる。ウチナーンチュなればこその集いだ
▼都会の真ん中で生きる糧となる原石が世代を超えて引き継がれる。もちろんそれを加工し、自らのものとしなければ役には立たない。「宝玉やてぃん磨かにばさびす」(てぃんさぐぬ花)と沖縄の教訓歌は教えている。


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