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子弟教育校 国際人育成にもつなげたい2008年7月28日 
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 沖縄科学技術大学院大学の外国人研究者の子弟らが学ぶ国際的教育機関「インターナショナルスクール」が、うるま市栄野比の「具志川野外レクリエーションセンター」跡地に設置されることが決まった。
 外国から優秀な研究者を大学院大に招致する上で不可欠の施設といわれるだけに、具体化に向け動きだしたことを歓迎したい。
 研究者の子弟にとどまらず、県内の児童・生徒も受け入れるという。その中から国際的視野を身に付けた人材が育っていけば、一石二鳥の効果が期待できる。
 インターナショナルスクールは、大学院大の周辺整備事業として位置付けられる。募金や補助事業を活用するなどして県が校舎建設費を確保し、うるま市は準備期間を含め開校後6年間、用地や既存施設を無償で貸与する。運営は教育出版大手の旺文社が担う。
 幼稚園、小学校、中学校の一貫校で、県民子弟中心のコースと外国人子弟中心のコースを設け、約800人の生徒数を想定。2011年4月の開校を目指している。
 研究者や学生から見て、沖縄科学技術大学院大を魅力あふれるものにするには、研究施設を充実させるのはもちろんだが、夫人や子弟が快適に生活できる環境を整えることが極めて重要だ。
 沖縄に腰を落ち着けて学究生活に没頭しようと思っても、子どもを教育する適当な学校がなければ、どうしても尻込みする人が出てくる。
 インターナショナルスクールは、卒業生に多方面の進学先を保証するため「国際バカロレア資格」の認証を受けるという。
 高いレベルの国際的教育機関を沖縄に整備することで、子弟教育に対する不安を払拭(ふっしょく)できれば、優れた研究者を確保しやすくなるはずだ。
 県民の子弟も入学できるので、将来、米国の大学などへの進学を希望する子どもたちにとっては朗報といえるだろう。
 今後、11月をめどに設立準備財団を発足させる運びとなっている。計画通り開校できるよう全力を挙げてほしい。


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