笠戸丸移民の子孫として表彰され謝辞を述べる大城ソニアさん=26日、カンポグランデ市
【カンポグランデ26日移民100周年取材班】サンパウロ州に次いで県系人口が多く、県と姉妹提携している南マットグロッソ州の州都カンポグランデ市で26日午後(日本時間27日午前)、ブラジル沖縄県人会同市支部主催のカンポグランデ沖縄移民100周年式典が開かれ、笠戸丸移民の子孫が表彰された。会場の県人会館には、ブラジル訪問中の高嶺善伸県議会議長ら母県からの訪問団をはじめ、300人以上が出席した。
同支部の玉城諚二ジョルジ支部長(65)=2世=は、同州の県系人の歴史を振り返り「先人たちがまいた、努力とあきらめないという種が、今日のコミュニティーに咲いている」とたたえ、3世以降の若い世代が沖縄文化を継承していくことを期待した。
高嶺議長は、県と同州の姉妹提携に触れ「カンポグランデで活躍するブラジル沖縄県人会の皆さんが、今後とも日本とブラジルの友好親善の懸け橋となるよう協力したい」と述べた。
式典で、1908年に第1回移民船笠戸丸でブラジルに渡り、同市に移り住んだ県人のうち、身元が判明した31人の子孫が表彰された。南風原町出身の新垣美三郎さんと中城村出身のカメさん夫妻の孫に当たる大城ソニアさん(63)は謝辞で「今日のコミュニティーの礎となったわたしたちの祖先に感謝しながら未来に向かいたい」と決意を語った。
同州の発展のきっかけとなった19世紀初めの鉄道開通では、敷設に従事した日本移民のほとんどが県人だった。現在、州内には約3万8000人の県系人がいるとされており、同支部には420家族が会員となっている。
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