文部科学省が4月に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で、琉球新報社は28日までに各市町村教育委員会の結果公表への対応に関するアンケートをまとめた。「一部公表」を含め14自治体が「公表する」意向を示しており、理由としては「説明責任」を挙げる自治体が多かった。一方、16自治体が「公表しない」とし、7自治体は「未定」。担当者不在などの理由で4自治体からは回答が得られなかった。
文科省は29日、都道府県別成績にあたる「平均正答率」を報道発表する。同時に都道府県教委には市町村と各学校、市町村教委には学校と個人を特定できない個別成績を提供するが、自治体平均点などの個別データは公表しないよう求めている。昨年は自治体の平均点について、一部公表を含め20自治体が「公表」、21自治体が「非公表」だった。
公表する理由(自由回答)では、「説明責任」のほか「学力向上へ地域の理解を得ながら連携を図りたい」(金武町)、「状況を共有し、成果と課題を検証する」(宜野湾市)、「子どもたちの励みになる」(多良間村)などと説明している。
公表の場としてはほとんどが「校長会」や教師、保護者、住民が参加できる「学力対策実践発表会」としたほか、「議会で答弁」(久米島町、読谷村など)、「広報誌」(金武町、南風原町、多良間村など)を挙げる自治体もあった。
「公表する」と答えた自治体も含め、すべてが「自治体の平均点」とした。
一方「公表しない」自治体にその理由(自由回答)を尋ねると「序列化につながる」「調査の趣旨に合わない」といった回答が多かった。加えて「過度の競争を生む」(那覇市)、「授業改善や生活面も含めた課題への取り組みに主眼を置きたい」(国頭村)などといった意見が挙げられた。
調査は20―26日、県内41市町村教委にファクスや電話で問い合わせ、回答を集計した。(大城誠二)
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