大浦湾海域に生息するアオサンゴの群落=2007年9月8日、名護市の大浦湾(花城太撮影)
日本などの各国政府や環境保護団体でつくる国際自然保護連合(IUCN)がまとめる最新版の絶滅の恐れのある生物リスト(レッドリスト)に、名護市や石垣島で大群落が確認されているアオサンゴが絶滅危惧(きぐ)種として掲載される見通しになったことが2日明らかになった。リストは6日、スペインでの総会で発表される。
名護市の大群落は米軍普天間飛行場の移設が予定されている同市辺野古崎から東に約3キロの地点で、建設で悪影響を受ける可能性が高い。同海域には国の天然記念物のジュゴンが生息していることも分かっており、保護を求める声がさらに強まるのは必至だ。
アオサンゴはインド洋から太平洋にかけて分布、骨格の内側が青いのが特徴。石垣島の世界最大の大群落が知られていたが、昨年辺野古崎沖の大浦湾で大群落が見つかり話題を集めた。
大浦湾のアオサンゴ群落保護について県に陳情していたジュゴン保護基金委員会の東恩納琢磨事務局長は「(レッドリスト掲載は)アオサンゴ保護の追い風になる」と喜んだ。「世界的に貴重なサンゴのある場所で開発行為をするのは先進国として恥ずかしい」と新基地建設による破壊を危惧。スペインでの総会にも参加し、大浦湾の環境保護について訴える予定だ。
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