【東】東村の伊集盛久村長が17日、同村高江区で進む米軍のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の移設工事に関連し「2割(高江区住民)を犠牲にしてでも8割を生かした方がいい」などと述べていたことが分かった。同日午前に村役場を訪れ、工事中止を要請した「沖縄平和祈念行脚」の僧侶らに対し発言した。同区で座り込みを続ける住民は「まるで高江区を切り捨ててもいいというような言葉だ」と反発、伊集村長は同様の発言をしたことを認めている。
伊集村長は、要請に訪れた日本山妙法寺の武田隆雄僧侶や「ヘリパッドいらない住民の会」の伊佐真次共同代表ら約20人と約1時間面談。席上で「2割を犠牲にしても、8割を生かした方がいい」と二度ほど繰り返したという。
武田僧侶は「村長の発言は失言と感じた。ヘリパッドが建設されれば、2割どころではなく、村全体に犠牲が広がると何度も話したが、発言の訂正などはなかった」と村長の姿勢を疑問視。伊佐共同代表は「どんなことがあっても村民を守る立場として言ってはいけない言葉だ。高江の切り捨てとも受け取れる発言だ」と憤った。
伊集村長は同日夕「わたしは建設を容認する立場。容認、反対の立場がある以上、今回の発言についてもいろいろなとらえ方があることは承知している」と、同様の発言をしたことを認めた。その上で「犠牲というより、高江区にヘリパッドを集約するという感じだ。運用を進めながら、騒音などの問題が発生すれば改善してもらう方向で考えている。騒音の問題や飛行ルートも含め、常に沖縄防衛局に求めていく」と容認の考えを強調した。
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