国指定の名勝および天然記念物に答申された下地島の「通り池」=宮古島市伊良部
文化財審議会(阿刀田高会長)は19日、夫婦岩で知られる景勝地「二見浦」(三重県伊勢市)を名勝にするなど計18件を新たに史跡、名勝、天然記念物に指定するよう小坂憲次文部科学相に答申した。県関係では、宮古島市下地島の「通り池」が国指定の「名勝および天然記念物」、糸満市の「喜屋武海岸および荒崎海岸」が国の登録記念物として答申された。登録記念物の登録は、九州・沖縄で初めてで、全国でも6件目。
「通り池」は下地島の北西海岸に位置する大小2つの円形池で、地元では「トゥーイグー」と呼ばれている。2つの池は海底洞穴で海とつながっている。池にまつわる言い伝えや民話も残されており、地域にとっては身近な存在。1974年に県の天然記念物に指定。池と海がつながっているドリーネは極めて珍しく、地質上の価値も高い。
「喜屋武海岸および荒崎海岸」は、糸満市喜屋武から束里に至る海岸。両海岸は本島最南端の海岸景勝地として知られ、地形の成因・食性に見る芸術的価値も高く、失われると再現が容易でない性質を持っている。沖縄戦の最大の激戦地として一時荒涼化していたが、戦後に住民が植生復興に取り組んだ。
那覇市首里当蔵町の「伊江殿内庭園」も国指定の名勝に追加指定された。追加されたのは、庭園そばの民有地約618平方メートル。
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