<北風がつくる美味>冷たい北風と冬の柔らかな日差しを受けて丸2日干されるフーヌ魚=21日午前10時半ごろ、国頭村の辺土名漁港
【国頭】国頭村辺土名の漁港で21日、冬の風物詩・フーヌ魚(シイラ)を天日干しする光景が見られた。三枚におろされた肉厚の切り身は、港内に吹きすさぶ冷たい北風と冬の柔らかな日差しを受けて丸2日干され、少しずつ黄金色に変化する。
フーヌ魚(ユー)は北風が吹き出す10月から12月にかけてが旬。「幸魚」とも呼ばれ、運のいい人だけが釣り上げることができるといわれる。フーヌ魚漁に出るのは村内では現在、6家族だけ。釣り上げたその日に同漁港や宜名真漁港で塩漬けの切り身を天日干ししている。
この日は島袋安子さん(64)=伊地=が、夫の漁師親孝さん(73)が釣り上げたフーヌ魚の切り身を港内の金網の先端に差し込んでいった。「北風と太陽の両方がないとおいしくならない。ニラやシマナーでいためて食べるとおいしいよ」と話していた。
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