餌場へと飛び立つクロツラヘラサギの大群=24日午後、台南県七股郷曽文渓口(山城博明撮影)
絶滅危惧(きぐ)種クロツラヘラサギ(トキ科)の最大の越冬地、台湾台南県七股(しく)郷で、700羽余のクロツラヘラサギの大群を観察した。
同地の曽文渓口一帯は、広大な干潟で、魚介類など野鳥の餌が豊富。干潟の北方には、クロツラヘラサギ保護区の養殖池もあり、越冬地に最適だ。地元住民の絶滅危惧種への理解と保護活動で、同地での越冬数は、毎年増加している。11月23日現在、七股郷保護区に飛来している数は、過去最多の791羽を確認した。全世界の生息数1600羽余のうち約半数近くが越冬している。
現地でクロツラヘラサギの保護活動を続けている王微吉さん(63)は「大群で飛翔する光景や近距離で採餌活動が見られたのは幸運だ。今年の飛来数は、台南一帯で1061羽に達した。12月中旬まで渡りのピークが続く。天候にもよるが、飛来数はもっと増えるだろう」と話した。
(写真・文 山城博明)
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