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方言継承乏しい実践 島袋さんら調査2008年12月8日  このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 twitterに投稿する

琉球語に関する意識調査

 県内各地の方言の継承に期待する人は80・2%に対して、家庭で子や孫に方言で話し掛けていない人が61・7%、あまり方言を使っていない人は66・3%に上り、継承への思いが実際の行動につながっていない現状が琉球大学卒業生の島袋倫さん(25)=大宜味村=と、石原昌英琉大法文学部教授が実施した調査で分かった。石原教授は「(方言を)話せる人はすでに祖父母世代。言葉は話さないと衰退する。学校授業への導入やウチナーグチ特区など、斬新なアイデアで継承するしかない」と警鐘を鳴らしている。
 調査は、離島地域の方言も含む「琉球語に関する意識調査」として2007年、県内の1548軒を無作為に抽出、質問書を2枚ずつ郵送し、442軒(回収率15%)の回答を得た。回答者の年代は78・1%が50代以上だった。県内の全小中高校460校にも方言教育に関する質問書を送付し、258校(回収率56%)から回答を得た。島袋さんが3月に修士論文でまとめた。
 「1日どの程度琉球語を話すか」との質問に、「30―10%(話す)」が192人(44・2%)で、96人が「まったく話さない」と答えた。「100%」「90―70%」「60―40%」は計146人(33・7%)だった。
 次世代への継承を推察する「子や孫に琉球語で話すか」との問いには「よく話す」「たまに話す」が計150人(38・3%)にとどまった。「あまり話さない」「まったく話さない」は計241人(61・7%)。
 方言を「使う相手」は「父母」(118人)との回答(複数可)が多く、「使う場所」は「家庭」が257人で圧倒的に多かった。
 島袋さんは「ハワイでは先住民族言語を学校教育に取り入れた事例もある。継続的に方言に触れ、学ぶ機会を与えなければ継承は難しい」と強調した。
 「沖縄の文化を維持・発展させるためには琉球語が必要である」との質問には92・5%の人が賛成し、学校での琉球語教育は82・3%の人が望んだ。一方、学校の回答で、方言を「学校で教えるべき」と答えたのは69・9%だったが、科目として教えることには消極的だった。(佐藤ひろこ)


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