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元気のDNA2009年1月7日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

 沖縄で執筆させていただくことに地縁を感じる。生きることすべてご縁の中にある。人の縁、時の縁、物の縁、そして土地の縁。私は建築という場づくりを通して多くの人と出会い、支えてもらい、今がある。
 古くから「人は場をつくり、場は人を育てる。」と言う。人とのつながりから元気は生まれる。こうした意味を含め、建築の建の字に「にんべん」を添え【健築家】として活動している。
 私はこれまで、市町村保健センターを中心に全国各地の健康計画・元気の場づくりを支援してきた。制度は全国同様であれども、地域が変われば健康意識もさまざまである。それぞれの生活文化こそ地域の「元気のDNA」である。
 沖縄県の人々が長寿で元気なのは、気候・風土にはぐくまれた食習慣と体を動かす日常生活、そして家族・地域が語り合い支えあうコミュニケーション文化が受け継がれてきたことが大きな要因となっている。
 しかし第2次大戦後、生活の価値観が変わり食習慣は激変した。また、車中心の生活スタイルは体を動かすことを少なくした。更に、若年世代においては、ゆんたく、もあい、ユイマールに代表されるコミュニケーション文化も薄くなりつつあり、健康観だけでなく生活文化のあり方、バランスが変わってきた。このことは沖縄県に限ったことではないのだが。
 昨年5月から琉球大学長寿科学研究プロジェクトが監修し「健交時間・グクルの森」という地域カフェを沖縄県西原町に有志で開いている。ここは「地域にもともとあるもの・つながり」を確認し、「できること」を集め、新しい形の健康交流の場を育成する実践である。
 次回より地域の元気づくり、場づくりを綴(つづ)ってみる。
(関原宏昭、にんべんのついた健築家)


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