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2009年5月1日

 働きバチ理論というものがあるそうだ。100匹の働きバチの集団があると25匹はよく働き50匹はそこそこ働く。残りの25匹は怠けて働かない。そこで、働くハチだけを集めて100匹のエリート集団をつくったらどうなるか。結果は同じで25匹だけがよく働くという
▼人間の組織に当てはめても示唆に富む話だ。「エリート集団をつくっても機能しない」「25%の怠け者に意味があるのではないか」など解釈もさまざまあるだろう
▼農作物の受粉に利用するミツバチが全国的に不足し、県養蜂組合は県産ミツバチを増産する方針を固めた(4月30日付1面)。主要輸入相手国のオーストラリアで感染症が流行し、輸出が停止されたことが不足の原因
▼世界各地で一夜にしてミツバチがいなくなる「蜂群崩壊症候群」といわれる現象が起きているようだ。環境の変化、ストレス、伝染病、原因はよく分かっていない
▼温暖な気候でミツバチの生育に適している沖縄が注目されている。沖縄産のミツバチが全国の農園で飛び回ることを想像するだけで夢が膨らむ。ミツバチは受粉だけではなく、はちみつやプロポリス、ロイヤルゼリーなど有用生産物も生み出す
▼県を代表する産業への期待も高まるが、期待が先行しすぎると「あぶはち取らず」にもなりかねない。まずは増産計画の成り行きに注目したい。


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