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人生舞台2009年6月1日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

 「オギャー」と産声を上げてから半世紀が過ぎた。
 年齢がかさむにつれ、時間に加速がつくと感じるのは私だけではないだろう。
 ひとつの星が生まれては消えていくように、人もみな、この世に生まれ消えていく運命にある。
 今更ながら「何のために生まれてきたのか」と、頬づえをつく。
 どんな人にもそれぞれの人生舞台があり、主役を演じられるのも現在(いま)生きているからで、すでにキャスティングされている親兄弟はもちろん、予想だにしない出演者はよほど深い縁があって自分の舞台に登場するのではないだろうか。
 舞台枠外に存在する人の方がはるかに多く、それを鑑(かんが)みると自分の人生舞台に登場する「ウマの合わない人」、「憎らしい人」、「腹立たしい人」、「自分の意に沿わない人」も何らかの意味があって登場するわけで、その人たちを通して自分が乗り切らなければならない課題があるのだと思う。
 現在(いま)この時代に生きているからこそ出会えてる訳で、タイミングが合わなければ袖さえ触れずに通り過ぎるのである。
 「偶然はなくすべて必然」だと思うと登場人物すべてが愛(いと)おしく思えてくる。
 当たり前のことだが、生まれてくるときは裸、この世を去るときは自分の身体さえも置いていく。
 ダイヤモンドやミンクの毛皮を身にまとい生まれて来る者はおらず、あの世に何百億の財産さえ持っていくことはできない。
 だからといって、「虚無感」だけで生きるのは人生の答えにはならず、与えられた生命の輝きをどう放つか、人生舞台をどう演じきるかが、その答えの鍵になると思う。
 一度きりの人生だからこそ、オリジナルあふれた素敵(すてき)な舞台をプロデュースしたいものだ。
(今井恒子、(株)フロッサ代表取締役)


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