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チャンスの神様2009年6月22日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

 昨年の暮れ、一本の電話がかかってきた。見慣れない番号に躊躇(ちゅうちょ)しながら受話器を握った。すると、それは“チャンスの神様”からの電話であった。用件をお聞きすると、琉球新報のコラム「南風」に半年間執筆するチャンスを与えてくださるとおっしゃった。
 「あっ、予感が的中した!」驚きと興奮で頭の中がごちゃ混ぜになりながら「がんばります!」と即答した。
 嘘のような話だが、1年前「南風」コラムを読んでいたら、記事枠がふわりと宙に浮き上がってきた。そのとき、「いつか、南風コラムを書くときがくる」と直感したのだ。
 神人(カミンチュ)のようなサーダカイ(霊感が強い)生まれでもないが、ときどき直観力が働き、それが現実となるから不思議である。
 あれから半年、月に2回のコラムを担当させていただいた。すらすらと小1時間で書きあげるときもあれば、何度も書いては捨てるを繰り返したときもあった。
 記事掲載された新聞に顔を突っ伏し、自分の文才のなさにため息をついていたら、「ヒットを出そうと思わなくていいんじゃない」。高校生の息子の言葉に励まされた。
 あと一人、銀座で30年ジャズクラブを経営している沖縄出身女性、与古田夕雨子さんは、毎回記事を読んだ翌日には必ず感想コメントと激励の電話を下さった。半年間、“友を励まし続ける”温かい気持ちがうれしかった。
 「チャンスの神様には前髪しかなく、すぐに手を伸ばし前髪をつかまえなければチャンスは逃げるのよ」。昔、“チャンスの神様”の話をしてくれた人がいた。
 いつも目の前を通る“チャンスの神様”。それに気づき「これはチャンスだ」と思えるかどうかは自分次第である。
 「あらっ!」今、目の前を通り過ぎたのは“チャンスの神様”だったかしら。
(今井恒子、(株)フロッサ代表取締役)


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