団体試合決勝 佐賀東―知念 副将戦で飛び込み面を決める知念の城間さやか(左)=県立武道館
団体試合で優勝を果たした知念のメンバー
九州高校総体は21日、九州各地で行われ、県勢は17競技に出場した。なぎなたの団体試合決勝で知念が佐賀東を1―0で下し優勝した。県勢の優勝は西原以来11年ぶり2度目。演技では米須陽香・城間さやか組(知念)が準優勝した。ハンドボールの男子興南は決勝戦で瓊浦(長崎)を27―21で破って優勝。陸上の南九州地区予選は学校対校で男子中部商、女子那覇西がいずれも総合優勝に輝き、2003年以来の県勢アベック優勝となった。男子円盤投げでは仲松美勇士クリシュナ(中部商)が大会記録と県高校記録を更新する50メートル04で優勝、続く準優勝の翁長裕太(那覇西)の45メートル98も大会新記録だった。男子三段跳びでは喜屋武春樹(沖縄水産)が14メートル46で頂点に立った。200メートルでは男子が木村淳(中部商)、女子は玉城美鈴(同)がそれぞれ100メートルに続いて制した。ボクシングの学校対抗で沖尚が3連覇。重量挙げでも糸満が8年ぶりに団体を制した。22日は九州各地でサッカーなど4競技が行われ、県勢はバドミントンに出場する。
◆「志高く挑む」見えた全国制覇
団体試合決勝は、中堅戦を終えても勝敗はつかず。相手の大将は個人戦優勝の実力者だけに、試合場に入る副将の城間さやかは、どうにかリードして最終戦につなぎたかった。
重圧の懸かる場面だが「自分の試合をするだけだ」と、得意の踏み込み面を打つタイミングを冷静にうかがう。中段の構えでけん制した直後、ぐいっと踏み込んだ城間のなぎなたが、スネを狙っていた相手の面をとらえ、一本勝ちで大将戦につないだ。
大将の當眞友佳は、個人戦と、団体準決勝でただ一人敗れた悔しさがあったというが「ここは抑えどころ。自分の勝ちよりチームの勝利」と冷静。試合後、佐賀東の尾形美和監督が「逃げるのではなく、守りを大切にしつつ最後まで攻めていた」と評した展開で、城間の一本を守りきった。
準決勝では、去年の全国総体準Vの大分西に玉寄比香里、城間琴音が一本勝ち。決勝で控えに回った米須陽香、儀武優花も予選で勝ち星を挙げた。
主将の大嶺夏季は全員でつかんだ優勝に「漠然としていた全国制覇の目標が、形としてみえた」と話す。大城珠江監督は「九州での優勝にはそれなりの責任が伴う。まだ精神面の弱さもあるが、やるからには志を高く挑みたい」と、全国を見据えた。
(新垣和也)
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