鳩間島大運動会で長濱哲雄校長(手前)や地域住民、郷友会らで一斉に踊った鳩間校校歌ダンス=28日、竹富町鳩間島の鳩間小中学校校庭
【鳩間島=竹富】児童・生徒がゼロになっている竹富町立鳩間島小中学校(長濱哲雄校長)の校庭で28日、鳩間島大運動会が開かれた。人口約50人の島に島内外から200人余が集い、学校存続を願って参加者全員で校歌ダンスを踊り、校庭を駆け回った。7月末までに児童・生徒を確保できれば廃校は免れる見通しで、現在、転入希望者も5人いるという。
当初は小中学校運動会を予定していた。19日にきょうだい4人が転校し、在籍ゼロになったが「来年につなぐためにも成功させる」と地域の強い思いで決行した。
鳩間島は西表島の北に浮かぶ周囲3・9キロの島。1970年代から過疎化に悩み、74年から10年間、中学校は在籍ゼロの時期があったが、里親制度や海浜留学で子どもを受け入れるなどして学校を存続させてきたが、今回初めて小中学校の在籍がゼロになった。これまで約50人の子どもを受け入れた通事建次さん(62)は「年を取って受け入れが難しくなってきたのは確かだ。でも学校があればこそ地域も存続する。希望者もいるので受け入れ環境をしっかりつくりたい」と話す。
長濱校長も「鳩間島で転入生を迎えるためには地域の受け入れ態勢が必要。きょうの運動会を成功させたように、学校と地域でしっかり連携していきたい」と話した。
児童・生徒がいなくなって28日で10日目。県教育庁八重山教育事務所は1学期は現在の教職員の配置のままの方針を示しており、10人の教職員はこれまでと同じように勤務している。中学教諭3人と小学教諭1人で中2が2人、小4、小2各1人を指導していたが、他学年の子どもがいつ来ても対応できるよう教材研究や時間割の検討を進めているという。
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