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新型インフル 県内で初確認、容体は安定2009年6月30日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

県内で初の新型インフルエンザ患者の発生を発表する県の宮里達也保健衛生統括監(中央)=29日、県庁
新型インフルエンザに関する相談先(平日午前9時―午後5時)

 県は29日、県外出身でオーストラリア在住の日本人観光客男性(27)が新型インフルエンザに感染していることが判明したと発表した。患者の容体は安定しており、現在、本島中部の宿泊施設の個室で療養中。二次感染の可能性がある濃厚接触者については保健所が健康観察を行っている。
 男性は26日にオーストラリアから台湾経由で那覇国際空港に来県。28日から倦怠(けんたい)感があり、29日に咳(せき)や39度の発熱の症状があったことから、本島中部在住の知人女性の運転する乗用車で中部の開業医を受診。県衛生環境研究所で遺伝子検査を実施したところ、同日、新型インフルエンザ患者と確定した。
 県によると男性は26日の来県以降、宿泊施設からほとんど外出しておらず、知人女性以外には濃厚接触者もいないという。
 県は患者はオーストラリアで感染したとみている。新型インフルエンザが感染力を持つのが症状発症の1日前であることから、飛行機内での二次感染の可能性は低いと判断。
 27日以降に患者と接触している宿泊施設の従業員などには健康観察を呼び掛けている。

◆仲井真知事 冷静対応呼び掛け
 仲井真弘多知事は29日、新型インフルエンザ患者の県内初確認ついて「毒性が弱そうだということで、厚生労働省の指針も緩和されている。慌てず騒がず、治療に専念してもらえばいい」と冷静な対応を呼び掛けた。
 観光への影響については「観光地沖縄としては、県立病院も態勢が整っている。離島医療も救急医療もしっかりしているので、観光その他で安心して沖縄訪問をしていただきたい」と安全性を強調した。

◆一問一答 宮里達也県統括監「必要以上の心配ない」
 県内で1例目となる新型インフルエンザ患者の発生が確認された。県民が注意すべき点などを県福祉保健部の宮里達也保健衛生統括監に聞いた。
 ―県としての体制や対応に変化はあるのか。
 「今回の患者は観光客で、一般県民との接触がほとんどない。今のところ接触者も特定できており、保健所が健康観察を呼び掛けているので必要以上に心配することはない」
 ―症状が出た場合はどうすればいいのか。
 「国の対応は迅速に重症患者を発見、治療する対応に移行しており、当初県立病院に開設していた発熱外来は順次閉鎖している。すべての医療機関で患者を診察し、軽症患者については自宅療養することになっているので、特定の医療機関ではなく、どこの医療機関でも受診は可能。ただ、まん延国から1週間以内に帰国した場合など、疑わしい場合の受診の前には医療機関に電話連絡をしてから受診してほしい」
 ―マスクの着用はどうすればいいか。
 「マスクは患者がほかの人にうつさないために着用するもの。症状のない人が予防のためにするものではない。一番怖いのは、すでに疾患を持っている弱い人たちへの感染なので、新型インフルエンザだけではなく咳(せき)などの症状が出て医療機関にかかる場合には、マスク着用を徹底してほしい」


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