360度パノラマ写真をテント生地に印刷しドーム状に加工した「アーケードドーム」と藁科邦利さん=沖縄市の銀天街
【沖縄】沖縄市の銀天街を主会場に開催中のアサヒアートフェスティバル2009「コザクロッシング」で、全方位を1枚の写真に収めた360度パノラマ映像技術を使い、アーケード撤去前の銀天街を再現した作品が紹介されている。作品を提供しているのは、あしびっとワークス代表の藁科邦利(わらしなくにとし)さん(36)で、「アーケード撤去前とその後、銀天街の過去と現在を見つめ、未来を考える作品。新感覚の映像を楽しんでほしい」と語り、来場を呼び掛けた。
藁科さんは静岡県出身で、現在、沖縄市在住。会社を立ち上げ、映像シミュレーター、ゲームソフト、科学館展示装置などの開発を行っている。また、銀天街でアートによる街づくりを展開中の「スタジオ解放区」の活動にも参加している。
特殊撮影・編集による「360度パノラマ映像を用いたコンテンツサービス事業」は、県産業振興公社の本年度ベンチャー育成連携事業のアドバンス認定を受けており、ビジネス展開を積極的に進めている。近く国内で最初の本格的なパノラマ映像投稿サイトも開設する予定だ。
コザクロッシングの会場では、パソコンを用いた「コザ銀天街バーチャルツアー」、パノラマ写真をテント生地に印刷しドーム状に加工した「アーケードドーム」、アーケード撤去前に撮影したパノラマ写真を現在地で展示するギャラリーなどを紹介している。
藁科さんは「特殊な撮影法と編集技術は以前から存在するが、高度な技術を求められるため一般にはあまり知られていない。例えば観光案内や営業店舗紹介など、さまざまなビジネスで利用できる可能性を秘めている」と話した。
コザクロッシングは6日まで。藁科さんの作品はネット上(http://gintengai360.ashibit.net/)でも公開している。
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