3日、インフルエンザ治療薬「タミフル」を服用した豊見城市に住む中学1年生の男子生徒(12)が転落死したことを受け、南城市の中学生がタミフル服用で異常行動を起こしたとの情報が4日、家族から琉球新報社に寄せられた。医療関係者はタミフルが原因と特定されず「高熱の影響も考えられる」として処方を続けている。事故を受け使用を控える患者や、薬害注意を呼び掛ける専門家の声もある。
南城市の父親(40)=自営業=によると、中学1年の長男(12)が2日、高熱を出し、病院がインフルエンザB型と診断。午後9時にタミフルを服用し就寝したが、午前零時ごろ起き出し、興奮状態で意味不明の言葉を繰り返して歩き回り、おびえて震えるなど異常行動をとった。午前3時にも同様の行動があった。3日も朝晩服用し夜に前日同様の異常行動があった。いずれも事後に異常行動の記憶はなかった。4日朝から服用をやめ、その後は落ち着いているという。
県立南部医療センター・こども医療センターの安慶田英樹小児科部長によると、先週61人のインフルエンザ患者ほぼ全員にタミフルを処方。「6日続く熱が1日半で下がるなど、劇的な効果がある」と言う。那覇市立病院ではチラシ配布で、副作用を含めた周知を検討中。
タミフルを国内で販売する中外製薬は「司法解剖などを待ち、対応を検討したい」と述べた。
県薬務衛生課は「厚生労働省も薬と(異常行動)の因果関係を確定しておらず、県が対応できる段階ではない」と述べた。
薬害問題に取り組むNPO法人医薬ビジランスセンター・薬のチェック(大阪市)代表の浜六郎医師は「タミフルが脳内に入ると睡眠剤やアルコールが入ったような脱抑制の状態になり、異常行動が起き得る。豊見城の件は以前私が報告した中高生2人の異常行動による死亡のケースと同じだ」と指摘。「因果関係が確認できないからと否定するだけでは、薬害は発見できない」と語り、科学的原因解明の必要性を指摘した。
次の記事:「完結通知で契約成立」 旧東...>>
今日の記事一覧
今月の記事一覧
最近の人気記事

Photo History
琉球新報掲載写真でつづるオキナワの歴史
しんぽう囲碁サロン
世界中の囲碁ファン会員と対局
ライブカメラ
琉球新報泉崎ビルに設置したライブカメラ
りゅうちゃん商店
ウェブサイトからも購入可能に!
ちょBit
新報パーソナルアド
ウイークリー1
沖縄県内・県外就職・求人情報ニュースサイト
琉球新報の本
琉球新報の本がネットでも購入できます
週刊レキオ
生活情報満載の副読紙。毎週木曜お届け
新報カルチャーセンター
130講座 学ぶ楽しさがいっぱい
新報ローカルブログ
ミニコミ紙連動のローカル情報

〒900-8525 沖縄県那覇市天久905
紙面・記事へのお問い合わせは、読者相談室までどうぞ。
電話098(865)5656 (土日祝日をのぞく平日午前10時〜午前12時と午後1時〜午後4時)
©The Ryukyu Shimpo
本ウェブサイト内に掲載の記事・写真の無断転用は一切禁じます。すべての著作権は琉球新報社または情報提供者にあります。