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「県内」解決にならない 民主県連、身内発言に反発2009年10月24日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

 岡田克也外相が県外移設は困難と発言したことを受け、民主党県連の喜納昌吉代表は23日、「嘉手納統合案を含め、県内移設はどこに持っていこうとしても波紋を広げる。国外、県外移設以外で結論を出そうとしても簡単にはいかない」と反発し、県内移設が解決策にはならないことを強調した。
 だが、身内から突然出た「県内推進」に同党県連の立場は複雑だ。新垣安弘幹事長は、米政府が沖合移動を認める発言をしていることに触れ「交渉はしないとかたくなだった米国は、新政権で交渉のテーブルに乗ってきた」と政権交代の効果を強調。
 その上で「交渉はこれからも続く。民意が一つにならないと政府も対米交渉できない。民意をどれだけ強く発信できるかが沖縄に問われている」と話し、民意で政府の政治判断に影響力を与える必要性を訴えた。

◆県選出・出身国会議員/批判、動揺広がる
 【東京】岡田克也外相が普天間飛行場の「県外移設は考えられない」とし、嘉手納統合案を検討する考えを示したことに関し、県選出・出身国会議員に動揺が広がった。
 衆院議員の玉城デニー氏(民主)は「グアムのインフラ整備費を日本が出すから訓練部隊も移すよう逆提案すべきだ。強行すれば日本は折れるとのメッセージが伝わりかねず、交渉できっぱりとグアム移転を言うべきだ」と毅然(きぜん)とした姿勢を求めた。
 瑞慶覧長敏氏(同)は「現時点でこの発言は信じられない。政権交代の意味をなさない。沖縄も変わったと認識してほしい。沖縄は譲るものは何もない。県内移設はもちろんだが、嘉手納統合案も譲らない」と力を込めた。
 照屋寛徳氏(社民)は「嘉手納統合はとんでもない。外来機飛来で機能強化の一方だ。県外を検討したと思えない。民主党への期待も吹っ飛ぶ。県内前提の強行なら連立政権も重大な決意をせざるを得ない」とし、働き掛けを強める考えを示した。
 下地幹郎氏(国民新)は「辺野古移設を絶対にしないという外相の強い意思を大事にすべきだ。嘉手納統合は選択肢の一つとして言ったので、決まったわけではない。辺野古を容認する人は誰もいない」と話した。
 赤嶺政賢氏(共産)は「民主党は公約違反だ。県内たらい回しでは何も解決しない。自公政権の繰り返しで、過去の教訓が生かされていない。県内から基地の撤去を求めていくより、ほかに解決の道はない」と批判した。
 参院議員の喜納昌吉氏(民主)は「辺野古移設はないということだ。首相、防衛相とも意見は一致していない。鳩山首相は県外、国外だけだという県民の思いを受け止めて、閣僚一致の見解を示してほしい」と強調した。
 山内徳信氏(社民)は「暴論だ。嘉手納統合案は自公政権でも検討されたが爆音など人々の生活に及ぼす影響が大きく、中部の首長全体が反対した。てっとり早いのはグアムの米軍基地に移すことだ」と憤った。
 糸数慶子氏(無所属)は「私的見解と受け止める。県民意思は辺野古への新基地反対であり、嘉手納統合案は基地のたらい回しだ。11月8日の県民大会を成功させ、県外移設を実行できるよう努めたい」と強く訴えた。
 島尻安伊子氏(自民)は「嘉手納町長も反対していることを知りながら、なぜ嘉手納統合案を持ち出すのか。裏付けのないことを言うのは無責任極まりない。政府見解を1日も早く国民に示してほしい」と述べた。

<県内政党コメント>
政府の統一見解を/自民党県連
 一貫性のない日替わり発言に困惑している。県内移設容認の苦渋の決断をねじ曲げて解釈し、県内ならどこでもいいという議論の進め方は県民を混乱に陥れる。1日も早く政府統一見解を出すことが求められる。

県民の総意に背信/共産党県委
 新基地建設反対と県内たらい回し反対は県民大会のスローガンでもあり、県民の総意に背を向ける発言は許せない。普天間飛行場は無条件閉鎖しかない。11・8県民大会を成功させ、政府のぶれを批判していく。

県外を模索すべき/民主党県連
 沖縄は常に苦渋の決断を迫られてきた歴史がある。今度こそ、日米両政府が苦渋の決断で県外移設を模索すべきだ。沖縄はあらためて民意を一つにして、日米両政府に県外移設の意思を示さなければならない。

辺野古の是非先に/政党そうぞう
 民主党の総意なのか確認できないのでコメントできない。党としての意見をもっとはっきりしてほしい。もし党の総意なら、県内か県外かの前に、辺野古移設をやるのか、やらないのかを先に決めるべきだ。

県内には断固反対/社民党県連
 辺野古であれ嘉手納であれ、県内移設には断固反対だ。民主党もこれまで県外、国外と言ってきた。政権も3党連立合意の中で、沖縄の負担軽減の観点から米軍再編を見直すとした。合意は厳守されるべきだ。

嘉手納統合は論外/公明党県本
 嘉手納統合は論外だ。以前に否定された案をなぜ今持ち出すのか。県民の望む方向にかじを切ってほしい。原点である普天間飛行場の危険性除去、基地の整理縮小、兵力削減を最優先に考えるべきだ。

時間かけて交渉を/社大党
 嘉手納統合案は懸念していた。首相は時間をかけて論議しようと言っていたが、岡田外相は交渉もしないうちに、米側の恫喝(どうかつ)で県内移設に屈するのは承服できない。しっかり交渉して時間をかけてやるべきだ。

真意を確かめたい/国民新党県連
 報道を通してしか聞いていないので、真意を確かめてからコメントしたい。岡田外相は今まで(嘉手納統合案を)否定していたのに、なぜ急転直下でコメントが変わったのか。状況を把握する必要がある。


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