社会 RSSicon

少年ら「態度が不満」 中2集団暴行死2009年11月23日  このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 twitterに投稿する

中2集団暴行死を受け、県教育庁、うるま市教育委員会、本島内4教育事務所長が集まって対策を話し合う緊急会議=22日夜、沖縄市の中頭教育事務所

 うるま市の同級生による中2集団暴行死事件について、傷害致死容疑でうるま署に逮捕された少年らが同署の調べに対し犯行動機として「生意気だった」「調子に乗っていた」などと亡くなった男子生徒(14)の態度に不満を持っていたことを供述していることが22日、捜査関係者の話で分かった。
また暴行の際に男子生徒が抵抗しなかったとみられることも分かった。同署は今後、不満の内容や暴行に至った経緯、グループ内の立場など詳細を調べる方針。
 男子生徒らが通っていた中学校では連休明けの24日に全校集会を開き、生徒たちに事件を報告する予定。
 中学校は21日に開いた会見で男子生徒と逮捕、補導された8人が遊び仲間だったとしながら「男子生徒は(グループから)離れつつあった」と説明しており、最近では距離を置く関係にあったことが明らかになっている。男子生徒の保護者が事件前、学校に対して交友関係の悩みなどを複数回相談していたが、同署に対して暴行や恐喝などの被害相談はなかったという。
 また傷害致死容疑で同署に逮捕された14歳の少年5人は22日午後、那覇地検沖縄支部に送検された。出入り口には地検職員がついてシートで外部から見えないようにし、2階、3階の窓にも紙を張って目隠しをする厳戒態勢の中で5人は3台の車に分かれて地検に入った。
 同日、中学校には教員らが集まり、今後の対応などについて話し合った。教員らは一様に厳しい表情を浮かべ、質問にも「警察に『何も話すな』と言われた」などと答えた。

◆いじめ対策へ緊急会議/市教委や県教育庁
 うるま市の同級生による中2集団暴行死事件を受け、県教育庁、うるま市教育委員会、本島内4教育事務所長は22日、沖縄市の中頭教育事務所で緊急会議を開き、死亡した少年が通っていた中学校への支援、全県的ないじめ対策と事件の再発防止に向けた取り組みを話し合った。23日にはうるま市内の小中学校校長、中頭教育事務所管内の中学校長を集めての会議がそれぞれ開かれ、各学校での取り組みや再発防止策を話し合う。県教育庁はこれらの協議結果を踏まえ、24日にも県内全小中学校に対して共通して取り組む対策を文書で通知する。
 会議の席上、うるま市教育委員会から少年たちを地域で支えるという視点から市民集会を開催予定であることが報告された。
 少年たちが仲間を暴行して命を奪うという衝撃的な事件に、金武正八郎教育長は「大変なショックを受けている。北谷町で少年が仲間から暴行を受けて亡くなった事件以降、命を守る指導に鋭意取り組み、中学生も落ち着いている状況だっただけに、残念でならない」と険しい表情で語り、肩を落とした。
 緊急会議ではうるま市教育委員会の謝敷久武教育長が、少年が通っていた学校に対して、生徒の心のケアを実施するほか、生徒指導の体制を再点検し、専任の指導主事を教育委員会から派遣して課題があるなら見直すことなどを説明した。


次の記事:普天間君(泊高)が文科省局長...>>
アイコン 今日の記事一覧 アイコン 今月の記事一覧 アイコン 最近の人気記事


PR

社会一覧


過去の記事を見る場合はこちらをクリックするか、 ページ右上のサイト内検索をご利用ください。