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大浦湾に36新種 エビ・カニ類、県に保全働き掛けへ2009年11月25日 
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大浦湾沿岸で発見された新種とみられるエビ・カニ類の一部(藤田喜久氏提供)
大浦湾沿岸のエビ・カニ類調査エリア

 世界自然保護基金(WWF)ジャパンは24日、今年6月に名護市東海岸の大浦湾沿岸で実施した採集調査の結果、新種のエビ・カニ類の生息が多数確認されたと発表した。同日までに確認できた新種は36種で、このほか国内初確認も25種あった。 琉球大学非常勤講師の藤田喜久氏ほか甲殻類や分類学に詳しい研究者の調査チームがWWFジャパンの「南西諸島生物多様性評価プロジェクト」調査の一環で採集した。新種の命名には数カ月から数年程度かかる見込みで、現在詳細をまとめている。
 結果を受け、WWFジャパンは県に対して南西諸島地域の生物多様性保全と持続利用の基になる地域戦略の策定を働き掛ける方針だ。
 調査チームは大浦湾に流れ込む大浦川や汀間川の河口部のほか、海岸潮間帯、水深60メートルまでの各地点を10日間採集調査し、496種のエビ・カニ類を採集した。アオサンゴの大規模群集が見つかったサンゴ礁の環境ではなく、砂泥底質の海底や干潟を中心に採集した。今後調査を進めれば、さらに新種の数が増える可能性もあるという。
 大浦湾の一部は米軍普天間飛行場代替施設建設による工事で埋め立てが計画されている場所もある。
 藤田さんは「新種はある程度予想していたが、ここまでとは思わなかった。狭い地域に多様な環境があり、さらに調査すればもっと出てくるのではないか」と話した。調査結果の詳細は27日から29日に本部町で開かれる日本サンゴ礁学会で報告する予定。


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