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名護市長選 立候補者インタビュー2010年1月20日  このエントリーを含むはてなブックマーク Yahoo!ブックマークに登録 twitterに投稿する

 【名護】24日投開票の名護市長選挙に向けて、前市教育長の新人・稲嶺進氏(64)=無所属、社民、共産、民主、社大、そうぞう、国民新推薦=、現職・島袋吉和氏(63)=無所属、自民、公明支持=の2人が立候補を届け出、選挙戦は熱を帯びてきた。両候補者に基地問題のスタンスや新政権の評価、目指すまちづくり像など、掲げる政策を聞いた。(名護市長選取材班)

稲嶺進候補/中小企業に仕事を分配
 ―普天間問題のスタンスをあらためて聞きたい。
 「13年かけても移設が進まないという経緯があり、やはり辺野古に持ってくるべきではなかったということだ。生物多様性を持つ辺野古の海を埋め立てて基地を造ることは、時代の流れに反している。沖縄への基地集中を考えると、これ以上県内での移設は無理だ。県外、とりわけ国外だ」
 ―北部振興事業をどう評価しているか。
 「多額の予算が投じられた割に、一般市民には生活が豊かになった実感はない。仕事は市外、県外の大手業者に流れ、名護市への実入りはわずかだ。一定の雇用創出はあったものの、大半が非正規雇用という不安定な状況で仕事をしている」
 「振興策はひも付き補助金と同じで、メニューの一つ一つが国で決められ、地元の自由裁量がない。基地とリンクせず、中央省庁との縦のつながりから解き放たれた、市町村の裁量権が生かされるべきだ」
 ―新政権の評価を。
 「長い間のつけが積み重なった状況が、事業仕分けで国民の目にも見えるようになった。成果はまだ十分ではないが、国や制度を変えていくという態度は見える。マニフェスト(政権公約)を実行できる態勢が早くできるよう期待したい」
 ―目指すまちづくりの理想像は。
 「大型事業を持ってくるのではなく、市内の中小企業が引き受けられる規模の仕事を分配していく。異業種間での協業など、中小企業に元気が出る事業をつくることで、域内経済の活性化につながる。市街地活性化は、人の動きに引き付けられて、さらに人が集まる仕掛けをつくる。空き地にポケットパークを造ったり、高校生に空き店舗を活用してもらうなど、お金は掛けず、アイデアを持ち寄って面白い通りをつくる」
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島袋吉和候補/唯一の特区を飛躍発展
 ―普天間問題のスタンスをあらためて聞きたい。
 「今までの経緯を踏まえ、地元の皆さんや県とも相談しながら対処していきたいと言っている。国にはしっかりとした方針を出してほしい。今の政権はごたごたしている。有権者も同じようなことを考えているのではないか」
 ―北部振興事業をどう評価しているか。
 「北部の活性化につながった。第1号の食肉センターは順調に推移しているし、当初の計画に到達するところだ。これは大きい。平張りハウスや市産業支援センター、東村の総合農産加工施設なども地元の人に喜ばれている」
 「“箱もの”との批判があるが理解できない。中に会社、人が入っており箱ものではない。利用されていないならば批判も当たるが、しっかりと雇用も生まれて税収も上げている」
 ―新政権の評価を。
 「公共事業に対しては沖縄をあまり理解していない。全国一律に仕分けすればいいという感じを受ける。沖縄は公共事業が最大の基盤。全国一律の削減は間違っている。沖縄の国会議員にもっと頑張ってもらいたい」
 「北部振興事業の継続に関しては、『基地とリンクしない』と言いながらも、しっかりと沖縄の経済振興を考えている。それは評価したい。基地問題についてはふらふらしているイメージだ」
 ―目指すまちづくりの理想像は。
 「名護市は日本で唯一の金融・情報特区。それを十二分に飛躍発展させたい。昨年、金融IT国際みらい都市・名護のロードマップを作成した。これを基本に久辺地域のインフラ整備や企業誘致、人材育成の場をつくる。軍用地のない地区に補助金を助成して地域を元気づけ、市全体の活性化につなげる」


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