【東京】「米軍基地の仕分けを」「普天間飛行場はお引き取り願いたい」―。30日、千代田区の日比谷野外音楽堂で「辺野古・新基地建設を許さない1・30全国集会」が開かれた。「都内では久々の大規模」と主催関係者。普天間飛行場の移設候補地に挙がる自治体からも参加者があり「受け入れは絶対反対。移設じゃなくて米国に」と早くも反対ののろしが上がる。集会後のデモ行進は、1時間半にわたり銀座など都心の一車線をほぼ埋めた。
「素直に受け止めてもらいたい。人間何より素直が大事」。集会で登壇した民主党の斎藤勁(つよし)衆院議員は、名護市長選後の平野博文官房長官の一連の発言を身内の立場からチクリ。「グアムに行ってもらったらいいじゃないですか。もとより米国の基地。米国自ら判断を」と促した。
県内から報告した沖縄平和運動センターの山城博治事務局長は「安保闘争以来の盛り上がりだ。ごった煮のように詰め込まれた米軍基地を整理撤去し、日本の戦後を終わらせよう」と呼び掛けた。
集会に読谷村から参加した知花昌一さんは「名護は住民投票で民意を示し、今回は政治も取り戻した。次は本土側が意思表示する番だ。民意を無視して政治はできない」ときっぱり。本土側の対応を迫った。
鹿児島県護憲平和フォーラムの永田琢朗代表は、普天間飛行場の移設先が同県内で挙がっていることを踏まえ「県では統一して反対だ。米国に引き取ってほしい。沖縄の負担軽減に役立つため、共に連帯していきたい」と話す。
集会に続くデモ行進は、日比谷公園から常盤橋公園までの2・6キロで実施された。香川県平和労組会議の廣瀬透事務局長は、銀座の中心部で延々続くデモ行進と、沿道の通行人との間に「温度差がありますね」と実感を漏らした。「もっと自らの問題として、考えなくちゃいけないのに。予算提供させられたり、このままじゃ米軍にやられたい放題」と語った。
長崎から参加した米倉徹さん(55)は「基地がなければやっていけないと言われるが、実際は犠牲の方が大きく、基地駐留の経済効果は理由にならない。基地ありきの振興は本末転倒。日本にある基地の存在の異常さを感じない自体がおかしい」と話した。
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