贈られた車いすに座る上地由花ちゃん。子どもたちに囲まれはにかむ=9日、読谷村の古堅小
【読谷】この車いすで学校に来てね―。読谷村立古堅小学校(知花伸雄校長)の児童や地域の人々が、生まれつき足が不自由な上地由花ちゃん(4)に車いすをプレゼントした。同校だけでなく、周辺の学校や地域の人も一緒に集めたプルタブで車いすを購入、多くの人の善意が由花ちゃんの足として生まれ変わった。
車いすは昨年夏に贈られた。9日に由花ちゃんと母めぐみさん(36)が同校の全体朝会に参加し「皆さんには本当に感謝している。この優しい気持ちを忘れないでほしい」とお礼を述べた。
同校でプルタブの収集活動が始まったのは4年前の2006年。当時小学校1年生だった兄の一輝君(5年)が由花ちゃんへの思いを新聞に投稿したことをきっかけに、クラスから学年、学校から村全体に広がった。由花ちゃんが大きくなった時のために2台目の車いす用の資金も用意されているという。
由香ちゃんは1800人に1人の割合でかかると言われる脊髄(せきずい)髄膜瘤(ずいまくりゅう)を患い、生まれた時から足が不自由だった。
「由花が生まれた直後は毎日泣いていた。だけど、一輝の気持ちを知って由花は決してかわいそうな子ではないことが分かった。足は不自由だけど今は毎日楽しく過ごしている。みんなには障害者をかわいそうな人とは思わないでほしい」。めぐみさんは当時を振り返りながら児童に優しく語り掛けた。
「早く来てね」「楽しみにしてるよ」。朝会後、由花ちゃんは児童や園児らに取り囲まれ、2年後の入学を歓迎された。(吉田健一)
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