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2010年3月19日

 「スーパーモズク」「木質バイオマス」「名作文学の漫画化」…。本紙経済面連載の「風をつかめ」は、アイデアを生かしたビジネスを展開する企業が登場する。ビジネスはアイデア勝負でもあるようだ
▼アイデアはどうやって生まれるのか。沖縄のモズクからフコイダンを分離して特許を取得した琉球大学教授の田幸正邦さんは「研究が行き詰まった時、ベートーベンの音楽を聞いていたら糸口が見えた」と講演会で体験を語り、クラシック音楽を生活に取り入れることを提案した
▼英国の科学者・ニュートンが、リンゴの木からリンゴが落ちるのを見て、万有引力を思いついた、という有名な話もある
▼そのものずばりの本「アイデアのつくり方」(ジェームス・W・ヤング著)はアイデア作成には手順があると説く。概略を紹介すると、アイデアとは新しい組み合わせであると理解し、まず、できる限りの資料を収集する
▼次にその資料を読み込んで咀嚼(そしゃく)する。その後、この問題を考えることをやめて心の外に放り出す。その時に、深層心理の中で熟成され、何かの拍子にアイデアが生まれる。それはトイレかもしれないし、お風呂かもしれない
▼最後に、この生まれたアイデアを胸にしまわず、人に披露して批判を仰ぐ―という手順だ。大発見とはいわなくとも、いい考えが浮かぶかもしれない。


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