日米中の関係について議論を交わした沖縄クエスチョンのフォーラム=那覇市の沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザ
日米の有識者が安全保障を考える「沖縄クエスチョン」のフォーラムが19日、那覇市の沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザで開かれた。「日米中トライアングルと沖縄クエスチョン―安全保障と歴史認識の共有に向けて」をテーマに、中国を含めた9人の識者が議論した。中国側の参加は初めてで、「沖縄を歴史問題の対話の拠点にすべきだ」などさまざまな意見が挙がった。東アジアの平和と繁栄に日米中の良好な関係構築が必要だとの認識を共有した。
フォーラム後の記者会見で、ジョージワシントン大学のマイク・モチヅキ氏は米軍普天間飛行場移設問題について「鳩山由紀夫首相の決断力と米政府の柔軟性が問われている。日米関係の試練であり、これを乗り越えればさらに同盟が深化する」と述べた。
米政府が現行案を堅持していることについては「沖縄の基地は抑止力として重要だが、それがすべてではない。米国が現行案を推して、それで政治的関係が悪くなれば抑止力に悪い影響を与える」と、軍のプレゼンスのみが抑止力ではないと主張した。
橋本晃和桜美林大客員教授は「県内移設しかないと思考停止に陥っている人々もいるが、発想転換できる人がもっと出てきてほしい。日米中が良い方向に進むことで東アジアの平和と繁栄を築くことができる」と述べた。
ジョージワシントン大学の楊大慶氏は「沖縄は東アジアの中で人の移動に最も便利な場所だ。単に対話のシンポジウムの場ではなく、もっと役割について議論できるといい」と述べ、沖縄の役割について議論を深めるべきだと提案した。
このほか高良倉吉琉球大教授、高原明生東京大教授、小川和久軍事アナリスト、王少普氏(上海交通大学)、呉寄南氏(上海国際問題研究院)、陳雲氏(復旦大学)が参加した。
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