
皆さんは糖尿病というと典型的な生活習慣病であると思っている方が多いと思います。事実、沖縄県では生活習慣の変化に伴い肥満者が増えたために糖尿病の発症が日本一になっているといわれています。
糖尿病は大きく1型糖尿病と2型糖尿病に分けられます。糖尿病患者の多くは中高年になって肥満を原因としておこる2型糖尿病です。本日は比較的まれな糖尿病である1型糖尿病について話したいと思います。
1型糖尿病は小児に多いことから「小児糖尿病」もしくは治療にインスリンが絶対的に必要なことから「インスリン依存型糖尿病」とも呼ばれていました。細菌などの外敵から体を守る仕組みを免疫と呼んでいますが、1型糖尿病はこの免疫機能の異常でおこることが多いのです。一方で原因がよく分からないタイプのものもあります。
1型糖尿病は原因を問わず、最終的には血糖をコントロールする重要なホルモンであるインスリンがほとんど体内で作れなくなり、終生インスリンの注射が必要になる病気です。1日に4回インスリンの自己注射をするというのが標準的な治療法で、大変な節制と忍耐力を必要とします。
先ほど、1型糖尿病は小児に多いとしましたが、小学生が自分でインスリンを注射したり、お菓子も食べずに食事療法を頑張ったりしていると聞くと一般の方は大変驚かれると思います。しかし実際にそういう患者さんは日本全国にたくさんいらっしゃいます。1型糖尿病はインスリンを注射したり、食事に気をつけたりと日常生活に大変制約の多い病気ですが、コントロールがうまくいっていれば合併症もおきず、プロスポーツの選手や医師として成功された方も大勢おられます。
糖尿病は生活習慣のひずみからくる肥満が引き金となりますが、糖尿病になるかどうかは遺伝も大きく関係しており、遺伝的に糖尿病になりにくい方は肥満体でも糖尿病になかなかならないことがあります。
少なくとも糖尿病の一部には、生活習慣とはまったく関係なく糖尿病になってしまう1型糖尿病があることを理解してほしいと思います。
(湧上民雄、あがりはまクリニック)
次の記事:「自然大切にして」 故忌野さ...>>
今日の記事一覧
今月の記事一覧
最近の人気記事




ウィークリー1毎日更新!求人情報ならこちらから!
ぷらっと沖縄県内最大級!!お店選びが楽しくなるサイト!
総合住宅展示場アワセベイ住みたい家がここにあります。
しんぽう囲碁サロン世界中の囲碁ファン会員と対局
ライブカメラ琉球新報泉崎ビルに設置したライブカメラ
りゅうちゃん商店ウェブサイトからも購入可能に!
ちょBit新報パーソナルアド
琉球新報開発豊富な実績と媒体で、沖縄の心を結ぶ代理店です
琉球新報の本琉球新報の本がネットでも購入できます
週刊レキオ生活情報満載の副読紙。毎週木曜お届け
新報カルチャーセンター130講座 学ぶ楽しさがいっぱい
新報ローカルブログミニコミ紙連動のローカル情報

〒900-8525 沖縄県那覇市天久905
紙面・記事へのお問い合わせは、読者相談室までどうぞ。
電話098(865)5656 (土日祝日をのぞく平日午前10時〜午前12時と午後1時〜午後4時)
©The Ryukyu Shimpo
本ウェブサイト内に掲載の記事・写真の無断転用は一切禁じます。すべての著作権は琉球新報社または情報提供者にあります。