琉球新報22日付「越来グスク25年ぶり発掘」の記事は、まさしく本校の地域である。
去る24、25の両日、発掘現場説明会があり、本校の児童も多数参加し出土品を介して地域の歴史を語らい、地域は盛り上がった。この越来グスクは琉球王朝時代の国王、「万国津梁の鐘」でも知られる尚泰久が王子の時に住んでいた城で「おもろさうし」にも歌われている。
この他にも「飛び安里」など多数の文化財があり、地域の方々は「移動博物館」と言って地域の歴史に誇りをもっている。この由緒ある地に校長として赴任して2年、地域の誇りについて聞かされ、知れば知るほど素晴らしい所であり、なんといっても地域の温かさが校長の誇りでもある。
沖縄市では、現在「学校支援地域本部事業」に取り組んでいる。これは地域支援コーディネーターを中心に地域の人材、教材を意図的・計画的に学校教育の中で活用し、教育の質を高めるものである。本校のコーディネーターの平良須賀子氏は「協力してほしいことは何でも言って」と(1)学習ボランティア(2)地域の名人先生(3)安全見守り隊(4)環境ボランティア(5)越来小カレッジ(定期的な学習会)―などの手配に奮闘している。
県の総合訪問の際にも越来小カレッジの講座の沖縄のお菓子づくりで「サーターアンダギー」「ヒラヤーチー」「黒糖ぜんざい」「にが菜と豆腐あえ」などで振る舞い、教育委員会の方々は、このような地域の温かさとおいしさに心を和ませておられた。
60年ぶりに改訂された教育基本法では「学校、家庭及び地域住民等の連携協力」が新たに規定され、伝統文化の尊重、地域人材・教材の活用が重視されている。今後も、地域の温かさに支えられながら「誇れる学校づくり」に尽くしたい。
(蔵根美智子(くらねみちこ)、沖縄市立越来小校長)
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