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売上高4.5%減、マイナス幅過去最大 09年度県内企業上位100社2010年8月6日 
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上位100社の総売上高および売上高100億円以上の企業数2009年度県内企業売上高ランキング(クリックで拡大)


 東京商工リサーチ沖縄支店は5日、2009年度の県内企業売上高ランキング(09年4月期〜10年3月期)を発表した。上位100社の売上高合計は1兆7859億4200万円となり、過去最高だった08年度を844億4100万円(4.5%)下回り、1985年の集計開始以来、最大のマイナス幅となった。今回ランクインした100社の08年度比でも4.3%減となり、全体の落ち込みが顕著になった。
 観光客数減の影響でホテルが打撃を受け、建設も公共工事は増えたが民間需要は落ち込み、売上高は微増にとどまった。原油価格の下落があった石油関連も減収。堅調に推移してきた大手スーパーなど小売業も消費者の低価格志向などで伸び率が鈍化した。1位には沖縄電力が4年ぶりに返り咲いた。09年4月〜10年3月の決算を集計した。金融機関などは対象外。
 売上高100億円を超したのは08年度に続き52社。増収企業は08年度より13社少ない48社で、2年連続減少した。
 売上高2位の南西石油は原油価格下落の影響と会計処理の変更もあり、08年度比30・8%減となった。
 3〜5位は県内大手スーパーが占めた。サンエーはエコポイント効果から家電の売り上げが伸び同3・9%増収。金秀商事は2店の閉鎖で同1・6%減。琉球ジャスコは5期連続増収で売上高過去最高を更新した。
 6位の沖縄徳洲会は神奈川県の医療法人を吸収合併し、大幅増収で08年度の9位から順位を上げた。
 7位のりゅうせきは原油価格下落で石油、ガス部門とも販売価格が低下し、同19・9%減。8位沖縄セルラー電話は料金割引制の拡充が響き同1・4%減。9位日本トランスオーシャン航空(JTA)は観光客の減と路線再編による供給座席の減が影響した。10位沖縄ファミリーマートは地域密着度の高い商品開発などで過去最高の売上高となった。

◆業種別/病院15年連続増収
 売上高上位100社の増収率、減収率を業種別にみると、高齢化社会で需要が伸び続ける医療関係が好調だった半面、リーマン・ショック以降の観光客数減少の影響を受けたホテル、単価が下がった鋼材関連が減収となった。
 増収率1位の病院は対象8社すべてが増収となり、15年連続増収となった。
 2位のその他卸売りは薬品や紙、たばこ、花卉(かき)、飼料を扱う業種が入り、全7社が増収。3位の自動車・建機は建機販売の1社がランク外となり対象は4社となったが、沖縄ホンダの伸びが寄与した。4位娯楽・サービスは遊技場2社が伸び、5位リース・クレジットは地銀系列2社がプラス成長になった。
 減収の目立つ業種はエネルギーで原油価格の低下や需要の減少で11社中10社が減収となった。建設資材は鋼材の価格低迷、セメントの需要減などで6社が減収。ホテルは観光入域客数の減少で4社とも落ち込んだ。

◆増収率/沖縄出光 合併で1位
 増収率が最も高かったのは沖縄出光で08年度比235・2%増。出光興産の関連会社を吸収合併し、出光興産沖縄支店が運営していたガソリンスタンド14店舗の営業権を譲り受けた。2位は遊技場のアール・ケイ・アミューズメントで宮城県に2店舗を新規出店したことから08年度の132位からランク入りした。3位遊技場のモリも店舗改装で集客率が上昇。
 4位沖縄徳洲会は湘南鎌倉総合病院を核に神奈川県で総合病院、老健施設を展開する社団愛心会を合併した効果が出た。5位沖縄ホンダはエコカー減税対象車の販売が好調で、初めて100億円企業入りした。グシケン商事はコンビニへの販売が好調。福山商事は水処理プラント関連の大口受注があった。沖縄プラント工業は吉の浦火力発電所など大型工事が寄与した。
 減収率の幅が大きかった企業には建設資材、石油関連が並んだ。


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