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古里の芸能で悼む 静岡で具志頭王子400回忌法要2010年9月9日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

具志頭王子に古典芸能などを奉納した400回忌法要=8日、静岡市の清見寺

 【静岡】1609年の薩摩侵攻後の徳川将軍謁見(えっけん)で江戸に向かう途上、病死した具志頭王子尚宏の墓がある静岡市の興津清見寺で8日、400回忌法要が営まれた。沖縄からの参列者約70人を含む計400人が参列。志半ばで逝った王子を悼むとともに、静岡県関係者の手厚い供養への感謝を込め、「おもろ」詠唱、古典芸能、御座楽などが奉納された。
 具志頭王子は、尚寧王(第二尚氏王統7代目)の弟。薩摩侵攻の翌年1610年に尚寧王と薩摩藩主の島津家久らと共に江戸へ向かった。2代将軍徳川秀忠の謁見を前に駿府(静岡市)に隠居していた家康を訪ねたが、王子は発熱して33歳で息を引き取った。
 参列者の焼香の後、境内本殿で営まれた法要で具志頭王子墓所修復実行委員会の比嘉悦子委員長は「王子が400年前に苦労して支えた沖縄は今、人々が平和な暮らしを営んでいる」と報告した。尚寧王が祭られている浦添市の儀間光男市長らも参列した。
 静岡県人会の安富俊雄会長は「法要を機に静岡と沖縄のきずなが深まるのを実感した」と期待を込めた。琉球王子400年祭実行委の影山建樹委員長は「大事に積み重ねた善意でできた法要だ。今後もこの思いを広げたい」と話した。墓修復で募金活動にも取り組んだ清見寺の一條昭住職は「古里の音楽、踊りに王子も慰められていると信じている」と話した。


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