会見で12月をめどにした運賃引き上げを発表する沖縄都市モノレールの比嘉良雄社長=24日午前、那覇市内
沖縄都市モノレール(ゆいレール、那覇市)の比嘉良雄社長は24日、那覇市内の同社で会見し、現行の普通旅客初乗り運賃(3キロまで、1区間)200円を220円にするなど、平均約11.1%値上げする運賃改定を12月1日をめどに行うと発表した。2006年に策定した中長期経営計画で示された単年度黒字への転換目標年度を11年度から18年度、債務超過の解消目標年度を26年度から33〜38年度に、それぞれ修正する。
運賃改定は7月に申請し、9月をめどに実施する方向だったが、客に対し不景気に負担を強いることになるため、沖縄総合事務局との事前調整などに時間がかかった。
通勤、通学の定期運賃の割引率は変えず、平均11・2%値上げする。普通旅客運賃は、各区間で10〜13%の値上げになるが、新たに(1)隣駅までの運賃(おとなりきっぷ)100円の設定(2)普通回数乗車券の有効期間6カ月の撤廃(3)定期券所持者と同伴者への休日割引切符(おでかけきっぷ)の発売(4)通勤時間帯の増便―などのサービスを設ける。
会見で比嘉社長は「初期投資額が376億円と膨大で、償還資金の確保のために運賃改定もやむを得ないと判断した」と述べ、協力を求めた。運賃値上げで年間約2億4千万円の売り上げ増を見込んでいる。
モノレールは9月をめどに目標年度の変更などを盛り込んだ新たな中長期計画を策定する方針だったが、ずれ込む見通し。時期は未定。
<沖縄都市モノレールの現行運賃と改定後の運賃>
隣駅
現行 200円
改定後 100円
1区間(0〜3キロ)
現行 200円
改定後 220円
2区間(3〜6キロ)
現行 230円
改定後 260円
3区間(6〜9キロ)
現行 260円
改定後 290円
4区間(9〜13キロ)
現行 290円
改定後 320円
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