カガンジデークニを贈る鏡水郷友会会員と受け取る県農業研究センターの仲宗根盛和所長(中央)=15日、糸満市真壁の同センター
【南部】1945年の沖縄戦まで那覇市鏡水(カガンジ)で多く作られた鏡水大根「カガンジデークニ」を現在の沖縄でも広めようと取り組む鏡水郷友会のメンバーが15日、大根の種を大事に残してくれた糸満市の県農業研究センターや那覇市の翁長雄志市長を訪ね、収穫されたばかりのカガンジデークニを贈った。
県や郷友会によると、カガンジデークニは1年間で約70万本が作られていた。
戦後は沖縄を占領した米軍が軍事基地を造るため鏡水の土地を取り上げ、日本に復帰した後も自衛隊基地として使われたため、鏡水で作る人がいなくなった。
復活させようと郷友会は2006年9月、県に残されていた種100粒を譲ってもらい、豊見城市保栄茂の畑などでもう一度作り始めた。現在は20人ほどが作っている。
よく食べられている青首大根は1本の重さが1キロぐらいだが、贈られたカガンジデークニは7・5キロ、長さ40センチ、太さ最大61センチで、この大きさからが食べ頃。味も青首大根より辛いという。
郷友会理事の新崎清光さん(72)は「将来的に付加価値の高い特産品となるように栽培を続けて、いつか大根祭りを開きたい」と力強く夢を語った。
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