県内初の瓦屋根工事技士の資格を取得した奥原崇仁郎さん=与那原町与那原
【与那原】瓦屋根のスペシャリストともいわれる「瓦屋根工事技士」の資格をこのほど、県内で初めて与那原町の奥原崇仁郎(そうじろう)さん(32)が取得した。同資格は瓦屋根工事管理者の国土交通省認定資格。奥原さんは「屋根は建物の中で一番過酷な条件にさらされている。屋根を守ることは家の財産を守ること」と屋根の重要さを挙げる。
8年間、京都や奈良で修行。重要文化財の東大寺や法隆寺などの復元工事にもかかわった。帰郷後の04年には国認定の「瓦葺一級技能士」、県職業訓練指導員「屋根科」の免許を取得。今年2月、瓦の施工、販売を行う「オクハラ瓦技術」を設立した。
「木造建築は瓦屋根がしっかりしていないと雨漏りしてしまう。だからこそ、やりがいがある」と木造の家と日本瓦にこだわる。
「木造はコンクリートに比べると温度が5―6度低い。暑い沖縄には木造が向いている。戦後米軍の影響でコンクリートスラブ造りが主流になったが、昔は沖縄も木造が多かった。昔のように木造建築が立ち並んでほしい」と期待する。
祖父は赤瓦製陶所の創設者だが、現在奥原さんは赤瓦を扱っていない。「日本瓦は種類が豊富で本当に面白い。今は自分のやりたいことをして、日本瓦で学んだ施工技術を赤瓦に取り入れ、進化した赤瓦ができれば」と夢を語った。
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