修学旅行が集中して不足するバス問題について意見交換を行う関係者ら=1日、那覇市の産業支援センター
10〜12月にかけて県外から訪れる修学旅行団体の使用する観光バスが足りない事態が想定され、県内のバス会社と旅行各社は対応を憂慮している。特に12月については7〜9日、13〜16日に旅行が集中し、旅行会社によると同月は約200台以上が不足する見込みだという。一部のバス会社は10月と12月は既に修学旅行団体で満杯となっており、一般団体については「お断り状態」(バス会社)と話す。修学旅行以外の観光客は観光バスが活用できない事態が懸念される。
バス不足は、東日本大震災の影響で主に西日本方面からの修学旅行が沖縄に行き先を変更していることに加え、各バス会社が保有する台数が年々減少していることが背景。バス会社の担当者は「去年と比べて県内で50台くらい減車していると思う」と漏らす。さらにバスガイドの不足も指摘されている。2011年度に修学旅行で訪れる学校の予定数は過去最多の2529校45万2994人を見込む。10年度と比べ30校、2万7155人増加した。震災の影響とみられる他方面から沖縄への振り替え実数は122校、1万4856人に上る。
修学旅行の繁忙期は上期は4、5月、下期は10〜12月。集中する期間のバスの利用率は毎年満杯状態で、各社は連絡を取り合って空いているバスを融通して乗り切ってきた。今年は12月中旬に特に集中している。
沖縄コンベンションビューロー(OCVB)は1日、バス会社と旅行会社を集めてバス不足に関する意見交換会を行った。バス会社の担当者は「OCVBで繁忙期の各社の空きバス情報を一元で管理する予約センターを設けてほしい」と要望した。OCVBの屋良朝治観光・コンベンション推進部長は「楽観視はできない状態だ。路線バスも活用できないか確認する」と、懸念される観光バス不足へ早急に対応する方針だ。
(梅田正覚)
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