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〈敬老の日〉野菜栽培も 仲尾次さん(94)「家族見守りたい」2011年9月19日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

妻マツさん(右端)と子どもに囲まれ、笑顔を見せる仲尾次弥政さん(左端)=16日、那覇市首里鳥堀町の仲尾次さん宅

 きょう19日は敬老の日。台風15号の停滞で、県内各地域で予定していた敬老会の一部が延期を決めるなど影響が出ているが、各家庭などではお年寄りの長寿を祝う声が聞かれそうだ。県福祉保健部の13日発表によると、県内の100歳以上の高齢者は920人。前年より2人少なかったが、県内では社会で活動を続けている高齢者も数多い。
 那覇市首里鳥堀町に住む仲尾次弥政さんは、県内男性の平均寿命78・64歳を大幅に上回る、大正5年生まれの94歳ながら、自宅から県道82号を挟んで約100メートル離れた地域の公民館に一人で歩いていったり、庭を毎日手入れし、たくさんのゴーヤーを育てたりと、今なお“現役”だ。子どもたちは「父はじっとしていられない性格。何でも自分でやるのが好きみたい」と笑いながら紹介するが、それが仲尾次さんの健康長寿の秘訣(ひけつ)だ。
 仲尾次さんは27、28歳のころ、防衛隊として沖縄戦に。首里鳥堀町近くで、さく裂した米軍の砲弾の破片が胸と腕に当たり、けがを負った。糸満市喜屋武岬で捕虜となり、ハワイで1年半収容されている間に、胸に入った破片は取り出されたが、右の上腕には今もまだ破片が残っている。
 沖縄に戻り1950年にりゅうせきに入社。退職後は、首里鳥堀町自治会や民生委員など地域に根差した活動を続けてきた。現在は同地域の老人クラブ「鳥堀若寿会」の相談役を務めている。鳥堀町に住む、那覇地区老人クラブ連合会の照屋寛仁会長は「地域活動を長い間続けてくれて、地域では神様みたいな存在だ」と尊敬の念を示す。
 仲尾次さんの下には、子ども6人、孫21人、ひ孫26人と大家族が連なる。年に一度、家族内で「学事奨励会」を開き、学校で賞を取ったり、頑張っている孫、ひ孫を激励している。
 仲尾次さんの一番の幸せは「子どもたちが、一人一人世に出て、いいことをしてくれること」という。「自分でできることは何でも自分でやって元気に長生きし、家族の成長を見守りたい」と力強く語った。


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